四季を感じることができ、オンとオフの境目がなくなってきています
□ 移住を考えたきっかけは?
あるご縁から、吉野山にある民宿施 設を一人で切り盛りしてみないかと いうお話をいただきました。当時は 会社員として働いていましたが、ゲストハウスをずっとやりたいと考え ていたので、タイミングがあったと いう感じです。
□ 吉野での暮らしは?
今までいろいろなところで生活してきましたが、こんなに自然の中で動 物や虫たちを身近にするのは初めてです。夕日が沈んでいく角度や、時間によって変わる山の風景や動物の 鳴き声を聞いて、1日の中でも小刻 みに変化する四季を感じています。 朝は自然と早くに目が覚めて、夜は暗くなると少しずつ眠くなってくる、自分の体内リズムに正直に生きている気がします。宿泊したお客様も同じように自然の中でのんびりとした時間を楽しんでくれているようです。
□ 現在の活動は?
ゲストハウスの女将として日々奮闘 しています。宿泊業1本ではなく、 特技や趣味を合わせたプラスαの宿 を目指しています。近くには世界遺 産金峯山寺蔵王堂があり、朝夕の勤 行にお客様をご案内しています。
吉野での暮らしは時間がゆっくり流れているように感じます
夫婦ともに町外に勤めに出ています。結婚したときに一度隣町で生活したことがありますが、それ以外 はずっと吉野町に住んでいます。今の暮らしに不便を感じているところは特にありません。ご近所の方々 もいい方ばかりと思います。ここでの生活では、時間がゆっくり流れていると感じながら暮らしています。 そこが一番の魅力であると思います。
雄大な自然の中での子育てが魅力です
生まれ育った家の前には雄大な吉野川が流れており、夏には子ども たちと水遊びをします。結婚して町外で暮らしていましたが、地元 に戻ってきました。夫婦ともに町外へ車で通勤し、子どもは町内の こども園に預けています。通勤は車で 30 ~ 40 分、買い物は町内や 隣町のスーパー、大きなショッピングモールは車で約 40 分のところ にあります。休日は地元少年サッカーチームの指導や、田植えや稲 刈りなど実家の手伝いもしています。四季を肌で感じることができ る暮らしをしています。